GDP(国内総生産)を知ることで経済を理解する

お金の流れ、経済の動きを理解する上で知っておく必要がある概念として、GDP(国内総生産)という言葉があります。ある国の経済的な指標だということは何となく分かるとは思いますが、具体的なことはわかっていますか?実際にどのように算出しているのか、これが何の役に立つのかを知っておく必要があるでしょう。

GDPを理解するための前提知識

GDPを理解するためには、経済をどのようにとらえたらよいかという知識が必要です。まず、市場には財・サービスの市場、要素市場、金融市場という物があり、GDPは財・サービスの市場でのお金の動きが関係するということを頭に入れておきましょう。そのうえで、企業が自身の財・サービスを作るために別の企業から買い取る財・サービスを中間財・サービス、純粋に利益を得るために企業が提供する物を最終財・サービスと言います。

そのうえで、一定期間内に国内の企業が最終財・サービスを売って得られたお金の合計をGDPというのです。つまり、中間的な物の売り買いで使われたお金をカウントせず、最終的に商品、サービスにつけられた付加価値によって得られたお金の国内での合計がGDPということになるのです。これを知ることで、国内でどれだけ価値のある物が生産され、お金が使われたかがわかり、経済成長の一つの指標として使えるようになるのです。

GNPとGDP

GDPと似た言葉にGNP(国民総生産)という言葉があります。これは外国に住む国民の生産量も含んでいるため、現在ではあまり使われていません。

GDPとNDP

もう一つ、NDP(国内純生産)という言葉があります。これはGDPから固定資本の減耗分を差し引いたものですが、この減耗分を正確に測ることが難しいため、あまり信用されていないようです。

名目GDPと実質GDP

今まで紹介してきたのは名目GDPと言われるものです。これの欠点としては、物価の変動が含まれていないことが挙げられます。そこで、物価の変動も含み、より現実的な経済成長率がわかる指標として実質GDPが使われることもあるのです。

みなさん、GDPについて理解できたでしょうか?